本記事では、かってにスイッチと人感センサーの違いについて解説しています。
一条工務店のスイッチで選べる「かってにスイッチ」。
人が通ると自動で照明が付く仕組み。
勝手にスイッチと同じような効果がある製品に「人感センサー」があります。
気になったので調べてみました。
かってにスイッチと人感センサーの違いって何?
かってにスイッチと人感センサー。
どちらも人が通ると照明が付く点では同じ。
でも調べてみると少しだけ違いがありました。
それぞれの特徴を見ていきます。
かってにスイッチとは
「かってにスイッチ」は、パナソニックが販売している商品。
漢字で「勝手にスイッチ」と書いていることもありますが、正式にはひらがなで「かってにスイッチ」。
かってにスイッチは、人が動いているときだけ照明をONOFFしてくれる優れもの。
暗い室内でスイッチを探さなくても済むし。
使い終わったら勝手に消えてくれるので、電気の消し忘れもなくなります。
パナソニックの公式HPによると、かってにスイッチが検知しているのは「熱」。
所定範囲内に人が入るとセンサが反応して照明をONOFFします。
具体的には検知範囲内の温度が±3度になると反応するとのこと。
人の体温が36度くらいなので、気温が33度~39度の真夏日には反応しづらいこともあります。
かってにスイッチの検知範囲は?
ここまでくると、かってにスイッチの具体的な検知範囲が気になるところ。
センサの検知範囲が狭いと反応の薄さにがっかりだし、検知範囲が広いと用もないのに照明がついてしまうので節電効果がありません。
そこで一条の設計士さんに、かってにスイッチの検知範囲を確認しました。
- 検知距離:約3m
- 検知角度:約170度
検知角度は最大約170度。
なので、センサがある壁の裏側にいる人は検知できないみたい。
さらにスイッチと同じ壁側にいても、センサから少し離れて、壁にぴったりひっついていれば170度を超えるからセンサに気づかれない。
センサとの真剣勝負なのだ
また、センサの両側にはカバーがついています。
カバーを閉めることで検知角度は調整できます。
↑は、左側についているカバーを閉じた状態。
片方のカバーを全閉じすれば、90度~170度の検知範囲になります。
玄関を出入りするときは自動ONOFFしたいけど、リビングと廊下を行き来するときは反応してほしくない。
そんなときにはリビング側のカバーを閉じてしまえばOK。
ちなみに左右のカバーを両方完全に閉じると、センサ前を通過した時だけ反応させることもできます。
▼かってにスイッチを設置する場所のポイントを以下記事にまとめました。
人感センサーとは
続いて人感センサーについてみていきます。
人感センサーとは、人に反応して作動するセンサー全般を指す言葉らしい。
そういう意味では、「かってにスイッチ」も人感センサーの仲間。
「自動ドア」や「トイレで勝手につく照明」なんかも人感センサーの一種です。
人感センサーが人を感知する方式は様々。
- 赤外線センサ(熱源感知)
- 赤外線センサ(反射波を検知)
- 加速度センサ
- カメラのパターンマッチング
などなど。
状況に応じて検知方式を使い分けています。
かってにスイッチと人感センサーの違いまとめ
かってにスイッチと人感センサーについて分かったところで、それぞれの違いを考えていきます。
細かい点で違いをいえそうなのさ
以下では、「かってにスイッチ」と「人感センサー付き照明」を比較します。
一定時間経ったら踊らないと照明が消えるやつ
人感センサ付き照明のメリット
人感センサー付き照明は、人が検知できればセンサの場所はどこに設置してもよいことになります。
センサを壁につけてもよいし、天井につけてもよい。
スイッチと切り離してもよい。
一般的な人感センサー付き照明は、照明とセンサが一体となっていることが多いです。
照明が天井についているので、必然的にセンサも天井に設置されます。
その分、壁にセンサ設置が不要となり、壁がすっきりするメリットがあります。
人感センサ付き照明のデメリット
天井とセンサーをつける人感センサ付き照明にもデメリットがあります。
同じ天井に照明を複数つけたい場合、照明とセンサーが一体となっているため、センサも複数設置されることになります。
つまり、コストがセンサの分だけ割高に。
どうせ反応するエリアは同じなので、センサを一つにできれば経済的です。
かってにスイッチのメリット
次にかってにスイッチならではのメリットです。
スイッチとセンサが一体になっているので、センサの調整がしやすい点が挙げられます。
例えばセンサを一時的にOffにしたい場合、かってにスイッチであれば手が届くところにスイッチ(=センサ)があるので簡単にONOFFできます。
これが人感センサ付き照明だとセンサが天井にあります。
なのでOFFにするためにわざわざ足場を用意して背伸びしないと届きません。
かってにスイッチのデメリット
最後にかってにスイッチのデメリットです。
かってにスイッチは、センサの場所が「スイッチの下」に固定されています。
写真の下側がセンサ。
スイッチと切り分けることができない。
そのため、スイッチのサイズが写真のように大きくなってしまいます。
例えば一条工務店の場合、通常はスイッチ3つ1セットで1ブロックです。
しかしかってにスイッチを選ぶと、スイッチとは別に写真のセンサ付きスイッチが置かれてしまいます。
まとめ
かってにスイッチと人感センサーの違いについてまとめました。
かってにスイッチは人感センサの一種。
基本的には同じ特徴をもちます。
しいていえば、人感センサ付き照明とかってにスイッチの違いは以下。
メリット | デメリット | |
人感センサ付き照明 | 壁がすっきり 一灯向き | スイッチの調整が大変 |
かってにスイッチ | スイッチの調整が簡単 | スイッチの存在感 |
ご参考になれば幸いです。
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