本記事では、ピザ窯をレンガで積むだけDIYしたときの作り方をまとめています。
そしたらピザ屋に注文しますか
自宅にピザ窯から作って焼いてみたい!
嫁に無謀と思われようと、ピザ窯から自作してみたくなったんです。
庭があれば手作りピザ窯ができる!
さっそくピザ窯を作ってみました。
ピザ窯をDIYしてみた
モルタルとかコンクリとか使った、凝ったドーム型のピザ窯も憧れます。
でもそこまでの手間暇と時間はかけたくないもの。
今回は、レンガを積むだけでできるピザ窯に挑戦しました。
ピザ窯~レンガ積むだけVer~の材料と費用
まずはピザ窯を自作した時に使う、材料と費用からご紹介。
レンガ積むだけピザ窯に使った材料は以下の通り。
材料 | 個数 | 値段/1個 |
耐火レンガ | 71個 | 350円 |
重量ブロックC | 8個 | 1,000円 |
※耐火レンガ(ロング) | 5個 | 2,000円 |
タガネ | 800円 | |
ハンマー | 1,000円 | |
水平器 | 500円 |
※価格は概算です。
※耐火レンガ(ロング)は通常サイズのレンガ6個分を切りわける前の状態のもの。
ロングの状態で売っていなければ、鉄アングル8本と耐火レンガ30個(ロング1本あたり通常サイズ6個分×ロング5個相当)で代用可能です。
ハンマーなどは自前のものを持っていたので計算外です。
耐熱レンガ71個のうち、4個はタガネを使って半分に切って使います。
(=耐火レンガハーフを7個使います)
タガネとハンマーは、耐熱レンガを半分に割るためのもの。
ハンマーは、ゴムハンマーだとレンガが割れません。
ネイルハンマーのような鉄製のものを使います。
ゴムハンマーだとタガネを100回以上たたいてもレンガが割れなかったんよ…。
ピザ窯レンガ積むだけVerの作り方
いよいよ自作ピザ窯の作り方のご紹介です。
作り方①:重量ブロックを水平に並べる
まずは重量ブロック(コンクリートブロック)を水平に並べて、ピザ窯の土台を作っていきます。
材料 | 個数 | 値段/1個 |
重量ブロックC | 8個 | 1,000円 |
水平器 | 500円 |
使うのは重量コンクリートブロックC種(基本形)8個と水平器。
重量ブロックはC種、基本形のものを使用しました。
A種よりもC種になると圧縮強さが大きくなるらしい。
A種のほうが安いけど、園芸用とか見た目重視のときに使うみたい。
少しずつ土を削ってはブロックを並べていき、その都度水平器で水平を確認していきます。
水平器の見方は、泡が線と線の間に入っていれば水平になっているという意味になります。
縦方向だけでなく、横方向の水平も確認します。
下図写真上:縦方向 / 下図写真下:横方向
ピザ窯作成にあたり、この作業が一番面倒でした。
しかも作ってみてわかったのですが、厳密に泡を中央になるように(水平に)する必要はなかったです。
レンガだけで作る簡易ピザ窯なので、写真のようにある程度水平になっていれば問題なくピザ窯を作れました。
ブロックを水平取りつつ8個(4個×2列)並べた後がこちら。
頑張りました。
今回は上の写真のように、地面を少し掘ってコンクリートブロックを並べました。
でも実際にピザを焼いてみて感じたことなのですが、土台は高くしたほうが火おこしがやりやすいです。
もしピザ窯を2回目作るなら、土を盛り上げて高台にしてからコンクリートブロックを並べようと思います。
その後一度ブロックを取り除き、足で土を踏みしめます。
固めることで水平が維持できます。
その後改めてブロックを並べていきます。
足で踏んだことで地面がぼこぼこし、水平が取れていない場所がでてきます。
そのため、水平器で改めての確認も必要になります。
作り方②:耐火レンガを敷き詰める【1段目】
材料 | 個数 | 値段/1個 |
耐火レンガ | 18個/71個 | 350円 |
土台作りが終わった後は、ピザ窯の1段目を並べていきます。
使う耐火レンガは18個。
写真のように6個×3列で並べます。
作り方③:耐火レンガを敷き詰める【2段目】
材料 | 個数 | 値段/1個 |
耐火レンガ | 8個/71個 | 350円 |
続いて、ピザ窯の2段目です。
耐火レンガを8個使います。
写真のように並べれば2段目の完成です。
作り方④:耐火レンガを敷き詰める【3~5段目】
どんどん行きます。
3段目~5段目のレンガの並べ方がこちら。
上の写真をご参照ください。
3段目
材料 | 個数 | 値段/1個 |
耐火レンガ | 7個 | 350円 |
耐火レンガハーフ | 2個 | 175円 |
タガネ | 800円 | |
ハンマー | 1,000円 |
3段目は、2段目のレンガの配置を半マスずらして互い違いに並べていきます。
つまり耐火レンガを半分にしたレンガ(ハーフ)が必要。
3段目でやっとタガネとハンマーの出番が出てきました。
耐火レンガの中央にタガネを置き、ハンマーで数回たたきます。
耐火レンガの長辺と短編が2:1だったら、2つの耐火レンガを90度回して重ねればちょうど半分になります。
上でも書きましたが、タガネを使うときにゴムハンマーだと全然割れません。
頭が金属のネイルハンマーを使うべき。
容赦なく叩いていると割れました。
4段目(2段目とほぼ同じ)
材料 | 個数 | 値段/1個 |
耐火レンガ | 7個 | 350円 |
耐火レンガハーフ | 1個 | 175円 |
4段目は2段目とほぼ同じ配置です。
違うのは、右奥に並べるレンガがハーフレンガであること。
2段目のときは通常サイズのレンガを並べましたが、4段目はハーフレンガにします。
こうすることで、ピザ窯内に空気の通り道を作ります。
ハーフレンガの並べ方はこんな感じ。
※下の写真は、次に作る5段目まで並べてしまってます。
5段目
材料 | 個数 | 値段/1個 |
耐火レンガ | 4個 | 350円 |
耐火レンガロング | 2個 | 2,000円 |
5段目は焼くときにピザを乗せる部分です。
前2列は、レンガロングを利用して橋渡します。
ロングがない場合は、鉄アングルを並べてレンガを浮かせます。
下からの熱が通るように1列分を空けて、レンガ4つを並べれば5段目の完成です。
勘のいいガキは嫌いだぜ
作り方⑤:耐火レンガを敷き詰める【6~7段目】
続いて、6、7段目に進みます。
ピザ窯は全9段なので、あと少し。
6段目(3段目と同じ)。
材料 | 個数 | 値段/1個 |
耐火レンガ | 7個 | 350円 |
耐火レンガ(ハーフ) | 2個 | 175円 |
タガネ | 800円 | |
ハンマー | 1,000円 |
6段目は耐火レンガ7個、耐火レンガハーフを2個使います。
ハーフレンガは2つなので、通常サイズのレンガ1個をタガネで割ればOK。
並べ方は3段目と同じ。
ハーフを手前に持ってきて、残りを通常サイズで埋めていきます。
7段目。
材料 | 個数 | 値段/1個 |
耐火レンガ | 8個 | 350円 |
7段目は耐火レンガ8個使います。
並べ方は2段目と同じ。
作り方⑥:耐火レンガを敷き詰める【8段目】
いよいよ8段目。
大詰めです。
材料 | 個数 | 値段/1個 |
耐火レンガ | 9個 | 350円 |
8段目は3段目(レンガハーフを使った段)とほぼ同じ。
3段目で使ったハーフレンガの代わりに、通常サイズのレンガを横向きにして並べます。
窯の入り口を小さくした、焼いているときに熱を逃がしにくい構造です。
出費を少しでも抑えたいなら、ここを3段目同様にハーフレンガで代用するのも手。
レンガ1つ分(350円)削減することもできそうです。
作り方⑦:耐火レンガを敷き詰める【9段目】
材料 | 個数 | 値段/1個 |
※耐火レンガ(ロング) | 3個 | 2,000円 |
そして最後9段目。
耐火レンガロングを、どん・どん・どんと並べて蓋をすれば完成です。
ロングがない場合は、鉄アングルを橋渡しする方式でもOK。
お疲れ様でした。
正面から見た図。
レンガを並べただけなので少し隙間が空いてしまってますが、並べただけの宿命と割り切ってます。
その分熱は逃げてしまうので、こだわりたいならモルタル利用になってくんだろな。
ピザ窯を横から見た図。
ピザ窯でピザを焼いてみた!
とうとうピザ窯が完成。
さっそくピザを焼いてみます。
今回はスーパーで売られているクリスピータイプのピザで試し焼きです。
次回はホームベーカリーを使って、ピザ生地から作ってみたいもの。
まずは火おこし。
その辺に落ちていた木を並べて、着火剤に着火します。
たき火と同じ要領で組んでみました。
いい感じに燃え始めました。
着火剤があるとやっぱり便利ですね。
しばらく燃やすと、ピザを焼く段(6段目~)からも火が見えてきます。
写真だとわかりづらいですが。。
そうなると窯の中の温度がだいたい300度くらいに。
焼き頃です。
※ほんとは本場ナポリでは350度とか400度とかで焼くみたい。
そこまで高温にするにはピザ窯にフタが必須になります。
300度でも十分焼けるので、ピザを投入。
アルミホイルなど引かずに、直接ピザ窯に入れました。
300度もあれば、レンガも殺菌できてるのではと。
5分ほど焼くと、いい感じにチーズが溶け、まわりも焼き色がついてきます。
完成!
【後日談】コストコのピザも焼いてみた
せっかく自作したピザ窯。
コストコのでかいピザも焼いてみました。
ダイナミックに1枚まるっとピザ窯に入れてみます。
でかいピザなのに1枚ばっちり焼けました。
外側もカリっとしててめっちゃうまいです。
トースターでは絶対再現できない大胆さ。
まとめ
ピザ窯DIYの作り方をご紹介しました。
モルタルで作ると面倒そうですが、今回はレンガをただ並べるだけなのでとても手軽。
レンガは重たいので、腰をやらないように気を付けるくらいです。
耐火レンガはホームセンターでも売っていますが、ロングサイズも合わせると100個分近く搬送することになります。
我が家の軽自動車(N-Box)にも乗りましたが、荷下ろしが面倒でした。
通販で買ったほうが、家までレンガを届けてくれる分楽かもしれません。
「情報収集のために、とりあえず休日は住宅展示場に行こう」
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