本記事では、かってにスイッチを配置するときに失敗しないコツをまとめています。
注文住宅を作る際、自由に決められることが多すぎて逆に困ることがあります。
コンセントの位置だったり、スイッチの位置だったり…。
いっそのこと、設計士さんの言うことを信じて、「じゃあそこでよいです」などと言いたくなります。
よくわからんし、そこでお願いします
でも設計士さんは間取りのプロであっても照明などのプロではありません。
設計士さんにもらった間取りを見ながらよくよく考えると、
…そう思うような場所に設置されていることもありました。
やっぱり自分でも考えるって大事。
そこで本記事では、かってにスイッチの失敗例と、押さえておきたいポイントをまとめています。
かってにスイッチとは
かってにスイッチを良い場所に配置するには、対象のことをよく知っておかねばなりません。
そこでまずは、かってにスイッチの特徴をまとめていきます。
かってにスイッチの特徴
かってにスイッチはパナソニックの商品名。
人感センサ搭載の照明なので、人が近くを通ると自動で照明をONOFFできます。
▼かってにスイッチと人感センサとの違いは下記の記事もご覧ください。
かってにスイッチの検知範囲
かってにスイッチは、検知範囲に人が通ると反応する仕組み。
検知範囲を知っておくことは、よりよい配置をするための第一歩です。
- 検知距離:約3m
- 検知角度:約170度
- 検知エリア:放射状
(つーか、これが限界)
…ってやつね!
かってにスイッチの使い方
かってにスイッチの使い方。
かってにスイッチを壁に配置するだけ。
以上。
もう少し細かい話をすると、かってにスイッチのセンサーの左右にはカバーが付いています。
カバーの開閉度合いを変えることで、センサーの検知範囲を微調整できます。
↑写真はカバーの左側を閉めた状態。
赤外線受信部がカバーされるので、検知範囲を狭めたりできます。
かってにスイッチを失敗しないためのポイント
ようやく本記事の本題です。
かってにスイッチは特に何も設定しなくても、壁についたセンサーで人を検知し、自動で照明をつけてくれます。
しかし、その配置場所が意外と難しい。
かってにスイッチは壁に埋め込んでしまうので、一度場所を決めると簡単には場所変更できません。
なので、失敗しないために以下のポイントを押さえておくことが大事です。
- 動線が検知範囲に入るようにする
- 検知範囲に隣室のドアを入れない
- 検知範囲に動く可能性のあるものを入れない
箇条書きで書いてもよくわからないので、以下では3つのポイントを図を使って説明します。
ちなみに以下の失敗例は、いずれも設計士さん提案のスイッチ位置です。
何も考えずに鵜呑みにしていたらと思うと…。
動線が検知範囲に入るようにする
かってにスイッチを設置する場所の大前提が、センサの検知範囲内に動線が入るようにすること。
かってにスイッチは、センサの範囲に入ったものの動きを検知します。
その検知範囲は以下でした。
- 検知距離:約3m
- 検知角度:約170度
- 検知エリア:放射状
この検知エリア内を歩かないとセンサは反応しません。
あたりまえですが、大事なことです。
例えば外から帰ってきたとき。
玄関のドアを開けるとすぐに玄関内の照明がついてほしいものです。
しかし、スイッチ位置が下図の場合。
玄関ドアを開けるだけでは照明は付きません。
図の見方
オレンジ丸:かってにスイッチ位置
黄色丸:照明位置
青おうぎ:検知範囲
ピンク:人
上図の場合、玄関の照明が付くのは、①玄関ドアを開けて、さらに、②1歩分だけ玄関内に入り込んだとき(検知範囲内に入ったとき)になります。
玄関ドアを開けただけでは、検知エリアにまだ踏み込めていないからです。
そう思うなら上図の配置でOK。
でも、
そんな場合は、かってにスイッチの設置場所を変える必要があります。
例えばかってにスイッチを下図のような配置にすれば、玄関ドアを開けたタイミングで照明をつけることができます。
検知範囲に隣室のドアを入れない
かってにスイッチを設置する2つ目のポイント。
隣室のドアにも配慮したほうがよいです。
例えば下図。
玄関照明の検知範囲に、図右下側にある、廊下からリビングへ続くドア(以下、廊下ドア)が入ってしまっています。
このような配置の場合、廊下ドアが閉まっていれば問題ありません。
狙い通り、玄関の出入りの時だけ玄関照明がつきます。
でも、普段使いしていると、廊下ドアは閉めないこともしばしば。
廊下ドアが開いていると、人がリビング内を歩くたびに玄関照明が反応してチカチカ光ってしまいます。
さらに上の例の場合は、図のピンクの矢印のように、脱衣所に向かう動線の通り道にもなっています。
廊下ドアが開いていると、脱衣所に行くたびに玄関照明が光ることに。
誰もいないはずの照明が突然つくと怖いですよね。
毎回ビクッてなってしまいます。
不要なときにつくから電気代ももったいないし。
設計士さんの間取り図見て、この問題に気づいたときは鳥肌立ったね…
一応この事例は、かってにスイッチのセンサーについているカバーの右側(リビング側)を閉めれば解決する問題ではあります。
右側のカバーを閉める事で検知範囲が点線の位置までになり、リビング内の動きは察知できなくなります。
ドアも開いている前提で考えたいところ!
検知範囲に動く可能性のあるものを入れない
失敗しないポイント3つ目。
動く可能性があるものを検知範囲に入れないことです。
- ペットのケージ
鳥やハムスターなどが動くと誤反応 - 観葉植物
エアコンの風などで葉が動くと誤反応
例えば、シューズボックス横に観葉植物+エアコンを設置予定の場合、かってにスイッチの検知範囲に観葉植物が入らないようにしておくと安心です。
まとめ
かってにスイッチの失敗しないためのポイントを3つご紹介しました。
- 動線が検知範囲に入るようにする
- 検知範囲に隣室のドアを入れない
- 検知範囲に動く可能性のあるものを入れない
3つのポイントを満たしているか、今一度間取り図を確認するのがおすすめです。
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