本記事では、アイスマイルプラスでできること、できないことをまとめています。
一条工務店には、アイスマイル(i‐smile)というセミオーダータイプのプランがあります。
アイスマイルは、あらかじめ用意された5,000プランの中から好きな間取りを選べるというもの。
そのアイスマイルと似たシリーズとして「アイスマイル+」が発売されました。
- アイスマイルとアイスマイル+って何が違うの?
- アイスマイル+でできることって何?
- アイスマイル+にした場合の総額は?
そんな疑問を営業さんに質問した結果をまとめました。
▼ アイスマイルとアイスマートの違いはこちら。
【一条工務店】アイスマイルプラスとは
まずは、アイスマイル+の概要を簡単にご紹介します。
アイスマイルプラスの特徴
正式名称は「i-smile+」。
「アイスマイル+」や「アイスマイルプラス」と書かれていることもあります。
簡単にいうと、アイスマイル+は間取りを自由に決められるアイスマイルといった位置づけです。
アイスマイルの進化版(プラス)。
上の記事に書きましたが、アイスマイルの間取りプランは5,000件あるとはいえ、理想のすべてが詰まった間取りはなかなかありません。
ウンウン唸っている我が家を見かねて(?)、営業さんが提案してくれたのがアイスマイルプラスでした。
救世主到来。
アイスマイルプラスの総額
ただ、アイスマイルプラスは間取りを自分好みに好き勝手出来る分、総額もアイスマイルよりお高くなります。
坪数にもよりますが、32坪の場合およそ100万円程度の差がありました。
アイスマイルの間取り5,000プランを見たけど、目ぼしいのがない…。
それなら、100万円足してアイスマイル+で自分で間取り作るか…。
そんな考えになる方向けの商品です。
総額を取るか、理想の間取りを取るか…。
かなり悩ましい。
アイスマイルプラスの情報がネットに無い理由
それもそのはず。
アイスマイル+は、モニター販売で販促中という状態のプランです。
(2022年10月時点)
つまりは、一条工務店が新プランを出して客の反応を見ている段階。
一条工務店の正規商品じゃないってこと?
アイスマートなどと比べるとごく新しい商品のため、詳細情報もネットにあまり転がっていません。
新商品のアイスマイルプラスで家を建てた人自体が少ないのだから、当然といえば当然です。
ネットで調べても分からないので、我が家では営業さんに逐一確認しています。
アイスマイルプラスとアイスマイルの違い
我が家を担当してくれている営業さん情報を基に、アイスマイルとアイスマイル+を比較しました。
- アイスマイルとアイスマイルプラスの共通点
- アイスマイル+だけの特徴
アイスマイルとアイスマイルプラスの共通点
まずは、アイスマイルとアイスマイル+の共通点をまとめます。
- 選べる設備はほぼ同じ
- 選べるカラーも同じ
- 施主支給はほぼできない
- 高気密高断熱の性能は同じ
- ソーラーパネルを不採用にはできない
それぞれ解説していきます。
選べる設備はほぼ同じ
アイスマイル、アイスマイル+いずれも、キッチン/フローリング/外壁などをカタログの中から選ぶことになります。
これら選べる内容は、一部を除き同じものです。
外壁やクロス、浴槽で選べるカラーも、両者同じ。
- 外壁
- サッシ
- バルコニー
- 外部水栓
- 玄関ドア/鍵
- フローリング
- 和室
- キッチン(iスタンダートタイプ)
- キッチン水栓/浄水器
- カップボード(スタンダード)
- 浴室
- 給湯機
- トイレ
- エアコン
でも細かいところまで比較すると、アイスマイル+の方が選べる内容が増えるものもあります。
その詳細は、次の章でご紹介します。
施主支給はほぼできない
アイスマイルとアイスマイルプラスの特徴として、施主支給がほぼ認められないという点があります。
我が家ではコンロを一条純正ではなく、他メーカーにしたいという要望がありました。
営業さんに確認したところ、コンロを施主支給による交換はできないとのこと。
稟議にすらならないそうです。
やりたければ、いったん一条純正品のコンロが入った状態で引き渡された後に、自分で交換する必要があるらしい。
つまり、一条製の新品は使わずに新品のまま捨てることになります。
なんとももったいない…。
食洗器も同じ。
アイスマイルやプラスでは食洗器も標準で付いていますが、不採用にしても減額してもらえません。
これ、アイスマートの場合なら、食洗器を不採用にするとその分減額してもらえるらしい。
一条純正の家電はいらないな…という人にとっては、無駄な設備が多くでてきます。
高気密高断熱の基本性能は同じ
「家は性能」をキャッチコピーにしている一条工務店。
アイスマイルとアイスマイル+の断熱性能は同じです。
どちらも壁に入れる断熱材に、高性能断熱材「EPS1号相当」を使っています。
EPS1号相当とは
一般的に使われる断熱材「グラスウール」の約1.2倍の断熱性を実現。
さらに塩素を含まないので、燃やしてもダイオキシンは発生しないとのこと。
ついでにいえば、i-cubeもアイスマイルプラスと同じ断熱材「EPS1号相当」を使ってます。
さらに補足情報ですが、アイスマートは「EPS1号相当」よりも高断熱な断熱材「高性能ウレタンフォーム」を使ってます。
「高性能ウレタンフォーム」の断熱性能は、グラスウールの約2倍とのこと。
<断熱性能比較>
1位:アイスマート
同2位:アイキューブ
同2位:アイスマイル
同2位:アイスマイル+
以下:一般的な家
そんな図式。
ソーラーパネルを不採用にできない
一条工務店の特徴の1つに、低価格で屋根全面にソーラーパネルを敷設できることが挙げられます。
でも自家発電の売電価格は年々下がっています。
たとえば10kW未満の場合。
2015年のときは33円/kWhで買い取ってもらえたのですが、2023年になると16円/kWh。
せっかく売電しようとしても、電気の買取り額が2015年当時の半分以下になっています。
…とはなりません。
せいぜいが自宅の電気代を賄える程度。
それに対して、ソーラーパネルを設置すると、30坪でおよそ230万円くらいします。
であれば、「初期コストの高いソーラーパネルは不要」と考える人も多いのではないでしょうか。
これがアイスマートであれば、ソーラーパネルはオプション扱い。
いらないと思えば不採用にして、その分を減額することも可能です。
でもアイスマイル+やアイスマイルは、ソーラーパネルが必須設備になります。
不採用にできないので、ソーラーパネルがいらないという人はムダ金を払ったと感じるかもしれません。
アイスマイル+だけできること
次に、アイスマイルと比較してアイスマイル+だけができることをまとめました。
導入できる設備はほとんど同じでしたが、細かく見ると選べるオプションの違いが結構あります。
- 間取りを自由にカスタマイズ
- 仏間
(神棚はどちらもあり) - キッズカウンター
(ブックシェルフをオプションで置ける) - スマートキッチン
(高級感のあるキッチン) - セカンドキッチン
- グランドカップボード
(高級感のある/家電収納できるやつを選べる) - 洗面化粧台
(大きさの選択肢が多い) - セカンド洗面化粧台
- 浴室サイズ
(1坪/1.25坪から選べる) - 浴室ドア
(親子折戸タイプを選べる) - ECO ONE
(Wハイブリット給湯を選べる) - シューズボックス
(アイスマイルは間取り記載以外は選択不可) - 自在棚の設置
- フリーカウンターの設置
- 押入
(奥行45タイプを選べる) - クローゼットタイプ/ブックシェルフを選べる
- 小屋裏収納を作れる
基本的に、アイスマイルは間取りプランに記載された設備以外への変更はできません。
アイスマイル+は間取りを自由にできる分、選べる設備も増える印象。
100万追加しただけのことはあるな
特に我が家が気に入ったのが「キッズカウンター」。
キッチンに対面で子供の勉強スペースをつけられるというシロモノ。
そうなると教科書とか置くための本棚が欲しくなりますよね。
アイスマイル+だと、ブックシェルフを5,500円のオプションで付けられます。
これがアイスマイルだと、そもそも選べません。
後で本棚を購入して設置するよりもすっきりするし、ぜひつけたいなと思ったオプションでした。
まとめ
アイスマイル+の特徴をまとめました。
アイスマイルとの大きな違いは、間取りを自由に設定できること。
その分、営業さんや設計士さんとの打ち合わせ回数も多くなります。
アイスマイルの打ち合わせは基本2回(しかもZoom)
アイスマイル+の打ち合わせは基本4回(対面/Zoomどちらも可)
間取りを自由に選べる分、一条ルールに引っかかるかの構造計算を頻繁にすることになります。
これがなかなか大変。
数日後。
…。
よし、これならどうだー!
そんなやり取りを結構やっています。
はたして理想の間取りは見つかるのか。
間取りが決まったらまた記事にまとめたいなと思います。
▼ アイスマイルとアイスマートの違いはこちら。
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