本記事では、一条工務店の電気図面の記号の意味をまとめています。
アイスマイルプラスに決めてから、そろそろ打合せ3回目。
その打合せ前に電気図面なるものが設計士さんから送られてきました。
軽い気持ちで見始めた電気図面。
しかし次の瞬間には、そっと閉じることに。
…とか、解説ないと無理げーじゃんね。
任せた!
そんなこんなで電気図面の記号をなんとか解読。
忘れないように覚書しました。
【一条工務店】電気図面の記号の意味!
さっそく、一条工務店の電気図面の記号とその意味を書いていきます。
分類ごとに分けました。
- コンセント関連
- 照明
- スイッチ
- リモコン
- インターホン
- 火災報知器/警報機
- 空気清浄
- 電気系統
- 床暖房
コンセント関連
まずはコンセント関連の記号の意味から。
コンセント
標準のコンセント。
とんがり帽子の小人さん。
差込口が3口と2口から選べるが、多く選ばれるのは3口タイプらしい。
「H=○○○」は床からの高さを表す(単位はmm)。
図の場合、床からの高さが1500mm(150cm)ということ。
▼ コンセントに関する一条ルールは以下の記事をご覧ください。
E付コンセント
「E」はアースのこと。
つまり、アースが付いたコンセント。
冷蔵庫や洗濯機、エアコン用はアース付きになるみたい。
アースがあるため、差込口は2つ。
3口仕様は無いそうです。
AC専用コンセント
ACはエアコンのこと。
エアコン専用のコンセント。
なので、差込口は1つだけ。
図の左上に書かれている、「AC②(ス)」について補足。
それぞれの意味はこちら。
- AC:エアコン用
- ②:通し番号
- (ス):スリーブ
(ス)スリーブは、後でエアコンの配管を通せるように開けた外壁の穴をふさぐフタのこと。
JCT:情報コンセント
情報コンセントはJCTと表記。
- 3口コンセント
- LAN端子
- TV端子
これらがまとまったコンセントです。
JC:情報コンセント
今度は「JC」という情報コンセント。
上でご紹介した「JCT」とよく似た表記ですが、セット内容が異なります。
- 3口コンセント
- LAN端子
- TV端子
- 電話端子
これらがまとまったコンセントです。
JCTと比べると、電話端子が増えています。
JB-DA:情報ボックス
「JB-DA」は情報ボックスのこと。
情報(J)ボックス(B)で「JB」。
Wifiの親機などのネットワーク機器をひとまとめにできる箱。
以下の配線まわりを集約できるので、見た目がすっきりします。
- TV分配器
- LAN
- 光ファイバー
- 電話線
照明
次に照明関係の記号を紹介。
ダウンライト
まずはダウンライト。
二重丸で表記。
A1は通し番号らしい。
「A」という配線グループの中の「1つめ」という意味。
M2なら、「M」という配線グループの中の「2つめ」という意味になる。
シーリングライト
シーリングライトは一重丸で表記。
照明をコスパ重視で選びたいなら、シーリングライト一択。
図の「A4」は、ダウンライトと同じく通し番号。
ブラケットライト
ブラケットライトは黄色と黒の模様。
黒塗り側が壁に接します。
間接照明っぽく壁面を照らすので、おしゃれです。
スイッチ
続いてスイッチ関連の電気図面。
スイッチ
図右下の赤丸がスイッチの記号。
赤線は配線図のようです。
(図のSAは後述する給気口のこと。消し忘れました)
図の場合、スイッチ(赤丸)とシーリングライト(M1)が赤線でつながっています。
つまり、右の位置にあるスイッチで、シーリングライトM1をON/OFFできるという意味。
3路スイッチ
赤丸の上に「3」と書いているのが3路スイッチ。
3路スイッチとは、1つの照明器具を2ヶ所のスイッチでON/OFFできるもの。
階段の照明を1階、2階でON/OFFしたりとか、寝室の照明をドア付近と枕もとでON/OFFしたいときなどに使用します。
かってにスイッチ
図面に「かってにスイッチ」と注釈が入ってるのでわかりやすい。
いわゆるセンサー式スイッチ。
人の動きを感知して、照明を自動でON/OFFしてくれます。
リモコン
リモコン関係の電気図面。
CV:ロスガード用リモコン
CVはロスガードのことらしい。
なんの略なんだろう??
ロスガードのフィルター掃除が必要になった際に赤く光る。
掃除を放置してると、赤く光続けて心理的に負荷をかけてくる。
YR1/YR2:床暖房用リモコン
YR1/YR2は床暖房の温度設定用リモコン。
床暖房…
Floor heating…
床暖房(Y)リモコン(R)!
MR/FR:給湯器用リモコン
MR/FRは風呂の給湯器を設定するためのリモコン。
(上図はMRのみ)
給湯器用リモコンは、お湯の温度設定や、お湯はりを行える。
MRは室内側(リビング)で設定するためのリモコン。
FRは浴槽内に設けられたリモコン。
インターホン
インターホン関連の電気図面。
T:インターホン親機(室内側)
大文字のTが目印。
ピンポンが鳴ったときに「はーい、どなたー?」と確認するあれ。
モニターもついてるから不信者対策もばっちり。
t:インターホン子機(屋外側)
小文字のtが目印。
玄関の外からピンポン鳴らすあれ。
火災報知器/警報機
続いて火災報知器や警報機に関する電気配線。
S:煙感知式(天井付け)
「S」と表記されているのが煙感知器。
火災時に煙を感知してくれます。
Sだけの記載のものは、天井についているタイプです。
煙感知器は、基本的に各部屋に1つ設置されます。
S:煙感知式(壁付け)
こちらは壁付けタイプの煙感知器。
Sだけでなく、H=○○○の数値も書かれているのが特徴。
Hは、コンセントの時と同様に、床からの設置高さが記載されています(単位:mm)。
警:警報機
「警」の字が特徴の警報機。
ビーっと鳴ったときに止めるスイッチです。
空気清浄
次は空気清浄に関する電気図面。
SA:給気口
「SA」は、一条工務店一押しのロスガードに使う給気口。
Supply Airの略。
ロスガードを通したきれいな空気を各部屋に送るための穴です。
数字は通し番号になってます。
SAの真下は寒いらしいので、ドア付近など人が普段過ごさないところに配置するのが吉。
RA:排気口
「RA」は、SA同様にロスガードに使う排気口。
Return Airの略。
各部屋の汚れた空気はRAから吸い込まれ、ロスガードで浄化されます。
原理は換気扇と同じなので、ブーンという駆動音がします。
インスタを見ていると、この音が気になるという方もチラホラいました。
そのため、寝室などは避けたほうが無難かと思います。
換気扇
換気扇は、大丸の中に2つの小丸が入った記号です。
キッチン、トイレ、浴室に配置されます。
換気扇(熱交換型)
熱交換型の換気扇。
ロスガードの熱交換システム用に使われます。
ナノイー発生機
「NE」がナノイー発生機。
パナソニック製のナノイーで空気を浄化することができる装置です。
ナノイーをON/OFFするスイッチが設置される個所には「換気制御」と書かれています。
電気系統
電気系統に関する電気図面の記号。
切替盤
切替盤。
いわゆるブレーカーのこと。
脱衣室に置くことが多いのはなんでなのでしょう。
電力メーター(屋外)
「Wh」と書かれているのが電力メーター。
電力会社が定期的に見回りにくるあれです。
屋外の壁に設置されます。
TVアンテナ(屋外)
TV用のアンテナを取り出す配線。
これもあまり目立たない場所に設置したいところ。
床暖房
最後に床暖房に関連する記号を紹介。
HB:ヘッダーボックス
「HB」はヘッダーボックスのこと。
床暖房に使うお湯を通す管がまとまった箱です。
ここから各部屋に床暖用配管が通ります。
逆に言えば、部屋中の配管が集まる場所なので、部屋の中で最も暖かい装置。
寒くなりがちな玄関そばに設置するとよいです。
(コールドドラフト対策)
まとめ
一条工務店の電気図面の記号の意味をまとめました。
おつおつ!
「情報収集のために、とりあえず休日は住宅展示場に行こう」
その考え方、ちょっと待った!
事前準備なしで住宅展示場に行ってしまうと、
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