本記事では、かってにスイッチを採用すべき場所とその理由をまとめています。
注文住宅を検討するにあたって、人感センサ付きの照明を選ぶと便利です。
我が家も一条工務店で選べる、人感センサ付き照明(かってにスイッチ)を採用しました。
でも一条の場合、かってにスイッチを標準で選べるのは4か所のみ。
それ以上を選ぶとオプション扱いになってしまいます。
そこで、どの部屋をかってにスイッチにするか、かなり吟味しました。
本記事ではその検討結果をまとめています。
かってにスイッチはどこに採用すべき?
かってにスイッチは人感センサ付きの照明です。
以下の記事で、かってにスイッチと人感センサーを比較しています。
ご興味あれば合わせてご覧ください。
また、かってにスイッチを実際に取り付ける際の注意点を以下の記事にまとめています。
かってにスイッチを4か所のみ採用した理由
かってにスイッチは、人が検知範囲を通ると自動で照明が点灯するアイテム。
できるなら家中の全照明をかってにスイッチにすれば便利そう。
でも以下の理由から、我が家は4か所のみ採用しました。
- スイッチの存在感がでかい
- 5か所以上はオプション
※②は一条工務店のアイスマイルの場合です
スイッチの存在感がでかい
かってにスイッチを全部屋で採用しなかった1つ目の理由。
スイッチの存在感が思いのほか大きかったためです。
かってにスイッチは構造上、①人を検知するセンサーと、②ONOFFや範囲等を調整するスイッチが上下に隣接しています。
なので、壁に設置したときの存在感がすごい。
通常の照明スイッチであれば、これと同じ面積に最大3個のスイッチが入ります。
かってにスイッチ、でかいんです。
これを全照明に取り入れた場合、壁中がスイッチだらけになってしまいます。
壁面は基本的に何も配置しないことがオシャレの第一歩。
何もない壁面空間を間接照明で照らしたり、絵なんか飾ったり…。
センサスイッチだらけになると、そんなささやかな夢もできなくなってしまいます。
5か所以上はオプション
全室かってにスイッチプランを実行しなかった2つ目の理由がこれ。
5か所以上はオプション扱いと言われたためです。
※一条工務店のアイスマイルの場合。
かってにスイッチは、5か所目以降はオプション扱い。
オプションになると6,160円/1か所。
しかもこれは本体価格のみで、配線費がさらに3,520円/1か所かかるのだとか。
つまり、計9,680円/1か所。
さらに全室やろうものなら十数万円(計算するのも恐ろしい…)になってしまいます。
むーりー。
かってにスイッチを配置する基準
4か所のみしか選べない、かってにスイッチ。
家のどこに置くと満足度が最大限高まるか慎重に吟味しました。
結果がこちら。
設置したい場所の特徴を抽出した結果、以下の4つの条件を満たす場所ほど、かってにスイッチとの相性が高くなります。
- 手がふさがっていることが多い
- 手が汚れていることが多い
- 1日に何度も使う
- 長時間滞在しない
それぞれ解説していきます。
手がふさがっていることが多い
まず1つ目の基準は、スイッチを押す際に「手がふさがっていることが多い」かどうか。
代表的なのが玄関。
スイッチ押そうとする際に手荷物を持っているので大変!
そんなときに自動で照明がついてくれると嬉しいです。
かってにスイッチの真骨頂ではないでしょうか。
手が汚れていることが多い
基準の2つ目は、手が汚れているかどうか。
代表的なのは、これまた玄関やトイレなど。
照明のスイッチなんて、めったなことでは拭き掃除をしません。
(我が家だけではないはず…。)
手が汚れていると、当然スイッチも汚れてしまいます。
手が汚れていることが多い箇所にかってにスイッチを採用すると、ONOFF時に触ってスイッチが汚れる問題を解消できます。
一日に何度も使う
3つ目の基準は、1日に押すスイッチの回数が多いかどうか。
頻繁に入り切りする照明ほど、スイッチを押すわずらわしさが増していきます。
照明をつける際は毎回、以下の3動作を無意識に行っています。
- スイッチを手探りで探す
- スイッチを押す
- スイッチを消す
一つ一つは大したことない作業(時間にして数秒)ですが、頻繁に行うと×回数分増えていきます。
仮に、一連の流れを3秒で行う。
1日に10回スイッチをONOFFする。
そう仮定した場合…。
1日で、3秒×10回=30秒
1週間で、30秒×7日=210秒(3分半)
1か月で、210秒×4週=840秒(14分)
1年で、840秒×12か月=10,080秒(2時間48分)
…もの時間を無駄にしていることになります。
たかが1動作3秒ですが、年単位で見ると約3時間の浪費。
意外と多くないですか。
長時間滞在しない
4つ目は、滞在時間が長いか短いか。
リビングみたいに長時間滞在しているなら、かってにスイッチは不要なんです。
むしろ時間が経つと突然真っ暗になったりと、設置する弊害のほうが多くなります。
しかし短時間の間に使用するような場所なら話は別。
短時間で何度もスイッチをつけたり消したりせねばならんのは面倒。
たとえばウォークインクローゼットなど、数分で用事が終わる空間ほどかってにスイッチとの親和性が高くなります。
かってにスイッチを設置したい場所ランキング
最後に、上記でご紹介した4つのポイントを踏まえつつ、かってにスイッチを設置したい場所をまとめました。
かってにスイッチと玄関内の相性:◎
かってにスイッチを設置したい第1位は玄関(土間がある側)。
設計士さんに「かってにスイッチのおすすめの場所は?」と質問すると、まず玄関内を提案されます。
玄関は上でご紹介した4つの要件もすべて満たしています。
- 手がふさがっていることが多い
- 手が汚れていることが多い
- 1日に何度も使う
- 長時間滞在しない
玄関って、③1日に何度も使うかね?
外出するなら、出かけるときと帰ってきたときで2回使います。
さらに家族の見送りもするなら、家族の数分だけ照明をONOFFすることになります。
玄関照明は、意外と結構な頻度でONOFFする場所です。
かってにスイッチと玄関外の相性:◎
かってにスイッチを設置したい第2位は玄関(外側)。
1位の玄関(内側)と同率1位にしてもよいくらいのおすすめ度。
玄関(外側)も4要件すべてを満たしています。
- 手がふさがっていることが多い
- 手が汚れていることが多い
- 1日に何度も使う
- 長時間滞在しない
言わずもがなですが、夜疲れて家に帰ってきたときに明かりがついてるとホッとしますよね。
自動であれば、家族に事前に帰る時刻を伝えておく必要もないし、誰もいなくても明かりがつきます。
かってにスイッチと廊下の相性:◎
かってにスイッチを設置したい第3位は廊下。
廊下は4要件のうち、3要件を満たしました。
- 手がふさがっていることが多い
- 手が汚れていることが多い
1日に何度も使う- 長時間滞在しない
トイレ、外出、お風呂…などに行くときは必ず廊下を通るから、廊下の電気をつける。
…そんな生活スタイルだった場合は「③1日に何度も使う」も当てはまるので、4要件すべて満たすことになり、さらにおススメです。
かってにスイッチとトイレの相性:〇
かってにスイッチを設置したい第4位はトイレ。
トイレも玄関同様に、設計士さんおすすめの設置場所です。
トイレは使う頻度によりますが、2~3要件を満たしています。
手がふさがっていることが多い- 手が汚れていることが多い
- 1日に何度も使う
- 長時間滞在しない
でもトイレは好みがわかれる場所でもあります。
なぜなら、かってにスイッチは一定時間が経つと照明が消えるから。
トイレで長居することが多い場合がやっかいです。
センサは動き検知なので、照明が消えたら体を動かさないといけない。
毎回トイレでダンスパーティー開催です。
センサの設定時間を長めにしておけば、用を足している間消えることはなくなります。
でもそうすると、短時間でトイレから出た後も照明はしばらくつき続けることになり、電気代がもったいない。
そんなわけで、トイレはかなり悩ましい設置場所です。
かってにスイッチと脱衣所の相性:〇
かってにスイッチを設置したい第5位は脱衣所。
4要件あるうち、脱衣所は「④長時間滞在しない」が主。
手がふさがっていることが多い手が汚れていることが多い1日に何度も使う- 長時間滞在しない
脱衣所は毎日必ず使う場所です。
さらに、風呂に入っている間は照明を消しておくと節電にもなります。
でも毎回風呂に入るタイミングで消して、風呂から上がったタイミングでまたつけるのは面倒くさい。
なので、かってにスイッチがあると便利。
かってにスイッチとウォークインクローゼットの相性:△
最後にウォークインクローゼットを考えます。
設計士さんからも設置の提案が多いウォークインクローゼット。
4要件でみると、脱衣所と同じく「④長時間滞在しない」が該当します。
手がふさがっていることが多い手が汚れていることが多い1日に何度も使う- 長時間滞在しない
上でご紹介した脱衣所やトイレは基本的にドアを閉めて使うもの。
なので、使用時は電気をつけることが必須です。
でも我が家の場合ですが、ウォークインクローゼットって毎回電気はつけません。
廊下から漏れこむ光で十分作業ができてしまいます。
逆に毎回かってにスイッチが付くと、「電気代もかかるんだから、そこまで明るくならんでいいし!」という貧乏根性炸裂。
なので、我が家はウォークインクローゼットにかってにスイッチは不要となりました。
まとめ
かってにスイッチを採用したい場所をまとめました。
以下の4要件を満たすかどうかで考えるとよいです。
- 手がふさがっていることが多い
- 手が汚れていることが多い
- 1日に何度も使う
- 長時間滞在しない
我が家は玄関、トイレ、脱衣所に設置しました。
本記事が家作りの参考になれば幸いです。
▼かってにスイッチと人感センサーを比較
▼かってにスイッチを実際に取り付ける際の注意点
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