我が家の家づくりは突然始まった。
特段、どうしても新居を購入しなければならない差し迫った理由があったというわけではなく、いきなり引っ越しを思い立ったのが原因だ。
この記事では、私たち3人家族(未就学男児、夫、私)が家づくりを開始した理由と、家づくりのために初めにやったことなどを紹介させてもらおう。
我が家が家づくりを意識した理由
ある日、私が買い物帰りに歩いていたら、近所に住む大家さんとたまたま鉢合わせした。
そこで言われたのが…
「来年から家賃を2千円ばかし値上げするね」
という話。
我が家の家賃は、はっきりいって破格な条件である。
駅から徒歩15分の郊外、3DKの庭付き戸建て(なお、庭が活用されたことはない)、駐車場はないものの、近隣に小学校やスーパーなどがあり、治安も悪くない。
気になるお値段はなんと…6万1千円…!!
家自体は築36年くらいになるため、築浅だとはお世辞でも言えないが、それでも近隣の家に比べたら破格の価格である。
そもそも、もともと提示されていた価格を1万円ほど安くしてもらっているのだ。
家を借りる時点で相場よりかなり安くしてもらったため、多少の値上げも致し方ない…と私は思ったけれど、納得しない人が1人。
そう、倹約家と自負するうちの夫である。
というか、うちの夫は、「家賃が上がる」ということそのものよりも(家賃の値上げもとっても大きな理由だと思うが)、「大家さんの一存で自分たちの生活が左右される」という事実に嫌気が差したように見えた。
ということで、「誰にも左右されずに住める家が欲しい…!」となったもよう。
私からしたら、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」っていうし、どうせ今住んでいる家と同じ条件で同じ値段の家なんて見つからないし、夫もすぐに家を購入する意思は忘れるんじゃないかな…と思っていた。
でも、意外にも夫の「誰にも左右されずに住める家が欲しい…!」という想いは強く、切実に私に訴えかけてきたことにより、家づくりを開始することになったのだ。
家づくり初月にやったこと
各種ハウスメーカーや工務店から資料を取り寄せた
さて、家づくりを開始するにあたり、私はまず、情報収集をしようと思い、いろんなハウスメーカーや工務店から資料を取り寄せた。
しかし、これは失敗だった…。
というのも、何もしないで住宅展示場で飛び込めば「初来店者はクオカード1000円分プレゼント!」などの恩恵に預かれたのだ。
でも、一度資料を取り寄せたりしてしまうと「初来店」には当たらないらしい。
この制度を知ったとき、本当に萎えた…。
なので、もしこれを読んでいるあなたが家づくりを考えているのであれば、各種工務店から資料を取り寄せる前に、住宅展示場に行ってめぼしいハウスメーカーを見てきた方がいい。
また、資料を取り寄せると、電話がバンバン鳴ってくる。
それを防ぐために、「電話にでられないので、必要なことがあればメールでやり取りをしたい」という記載をして、資料取り寄せのアンケートに回答した。
送られてきた資料の比較
各ハウスメーカーや工務店から資料が送られてきたので、それらを比較した。
それぞれの強みと、我が家が求めているものを照らし合わせた。
私は「耐震性」「耐火性」などを一番に重視したが、人によっては「価格」「間取りの自由さ」「断熱性」「防音性」など、さまざまだと思う。
自分が一番何を優先させたいのかをしっかり決めておくと、候補が絞れて時間の短縮になると感じた。
自分なりに、住居に求める優先順位を決めたが、住宅展示場にいって各ハウスメーカーの家を見るたびに「ここは素敵だな。ここも良いな」など左右されまくったので、強い意志が必要だと思った。
インスタで家づくりの先人たちの投稿を確認した
資料の取り寄せをおこなったはいいものの「実際のとこ、どうなの?」というのが気になった。
なので、インスタで「#家づくり」などを見て、他の人がどんなハウスメーカーを利用したのか、その感想はどうだったのかなどを調べた。
我が家の場合は2世帯家族になる予定もなく、親子3人(できれば4人)で過ごせるくらいの大きさで作ることを考えていたので、30坪~32坪の家を重点的に調べた。
この作業のおかげで「こういう家に住みたいな」という漠然とした希望ができあがった。
ハウスメーカーや工務店によって、できることとできないことの差が強く、どこに力をいれているのかも異なってくるということを知った。
理想的な土地の場所を考えた
また「どこに住むか」について、夫とたくさん話し合った。
正直、この問題については夫婦で全く折り合いがつかなかった。
夫は「自分の実家の近くがいい(埼玉)」と言っていて、私も「自分の実家の近くがいい(神奈川)」と思っていた。
他にも、「子どもが住みやすい場所はどこか」「治安がいいのはどこか」「学習に力をいれているのはどこか」「夫の会社に通いやすいのはどこか」など、悩む要素はたくさんあった。
結果的には、土地の費用が夫の家の近くの方が安くなるため、夫の実家の近くに住むことになったが、この時点ではまだ「お互いの家の中間地点で良いところがあれば」という話に落ち着いた。
このあと、土地の問題については大変もめることになるが、まだこの時点では、気軽に考えていた。
正直「家を建てるのをやめたい」と一番強く思ったのは「土地について夫と折り合いが合わない」という時だ。
今は心の整理がついているが、私が稼げるようになったら、子どもの学習環境も良く、双方の親の中間地点となる場所へ引っ越すことも視野に入れている。
ちなみに私の希望は、以下のとおりである。
実家と義実家が健在しているとき→ 両方の実家からの中間点、かつ、子どもの学習環境が整っている場所
実家と義実家が健在せず、子どもも独立し、夫が脱サラしているとき→ どこでもいいけど、温泉にふらりと入れて買い物に困らないところとでのんびりしたい
夫が脱サラしたタイミングで、またそのライフステージに合った家を作りたいなぁ…。
欲望とは、尽きることがないのだ。
住宅展示場に足を運ぶ日程を決めた
インスタなどでいろんな住宅を調べたものの、実際のところ「この費用で家が建てられるのか」というのがよくわからなかった。
この時点では新築を建てるためにどのくらいの費用がかかってくるかなどの相場がわからず、土地込みで3000万~4000万を希望していた。
各ハウスメーカーや工務店の強みも資料請求だけではよくわからなかったため、実際に住宅展示場に行って話を聞かせてもらうことにした。
そして、あまりに見積もりを低くしていたため、いくつかのホームメーカーから塩対応されることになる…。
まとめ
私がやった家づくりにおいての初動は、下記の3つだ。
□資料取り寄せ
□インスタで先人たちの感想を知る
□住宅展示場にいく日程決め
いつ頃引っ越すことを予定するか…なども夫と話し合った結果、「年中の息子が小学校にあがるタイミングで引っ越したい」と夫が主張し、引っ越しが18か月後くらいということで決定した。
自分としては、引っ越し予定日の18か月前から家づくりのために動きはじめたのは、タイミングとして早かったように思っていた。
でも、理想的な土地がなかなか出てこなかったので、もっと早くから始めてもよかったな、と思った。
こうして、我が家の家づくりは始まった。
「情報収集のために、とりあえず休日は住宅展示場に行こう」
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